シャープが14年ぶり人事制度見直し 4月から加点式に

   経営再建中のシャープは、2014年4月に人事評価制度を見直す。高橋興三社長が1月6日、大阪市内で記者団の取材に「社員がリスクをとれるような加点制度にしたい」と明かした。具体的な内容は今後、労働組合と協議する。

   現行の評価制度は年2回、社員が上司と相談して目標を定めるため、目標設定が低くなるうえ、「減点主義」になる傾向がみられた。高橋社長は「社員がより高い目標を設定し、社員一人ひとりの心の持ち方を変えることが再建の近道」と強調。新たな制度は社員の「やる気」を引き出す制度とする。

   4月に課長級以上の管理職で導入し、今秋をメドに一般社員に広げる方向で調整している。総人件費は変えない見通し。

   人事評価制度の変更は14年ぶりという。

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