「TOEIC900点ないと門前払い」 そんな時代が来る前にチャンスを活かす

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

「中学生も真っ青」状態から、7か月の留学で「駐在資格レベル突破」の例も

   日本の中高年社員は、なかば英語はあきらめている雰囲気もあります。いやいやです。ただ、若い人にとっては、この英語ギャップというのは、すごいチャンスだと思うのです。

   先日もセブの英語学校にいったとき、すごい事例を聞きました。歴代最高記録。

   渡辺成明さんという方で、入学時は、TOEIC250点という中学生も真っ青の英語力だったものが、7か月の留学をへて、TOEIC705点までアップしたというのです。

   にわかには信じられませんが、実際に卒業時の映像をみていると、流暢ではありませんが、たしかに喋れています。渡辺さんは、将来はアジアで働きたいとのことです。

   彼は20代で、転職活動中だそうですが、日本においては、多くの一流企業における駐在資格レベルを突破できているわけです。

   もちろん仕事のスキルは、英語力だけがすべてではないわけですが、この方のように7か月の努力で、ギャップが埋められるというのは、キャリア上の投資対効果(ROI)としてはとても良いのではないかと思います。

   渡辺さんのように英語力をつけた人は、わたしの勝手な想像ですが、現状について、にやにやしているかもしれません。

「日本人の大半が英語ができなくてよかった」

と。えっ?そんなこと考えていない?失礼しました……(大石哲之)

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
姉妹サイト