前回のビール話つながりで、今回はアメリカに来て衝撃を受けたビールを使ったゲームを紹介します。アメリカ人は飲み会で色んなゲームをするのが大好きなのですが、特にビールを使う「ビア・ポン」「サケ・ボム」の2つは代表格。ハロウィンの次に日本で流行る欧米文化は、こんなゲームだったりして?
ひとつめは「ビア・ポン」。簡単に言うと、ピンポン玉をビールの入ったコップに投げ入れるゲーム。屋内外でのパーティの余興として行われることが多く、ミシガン大学MBAではビア・ポン・トーナメントが毎年開催されています。
制御不能のピンポン玉と格闘
まず、10個のプラスチックコップにビールを入れ、自陣にボーリングのように並べます。1ターンにつき2投で、2~3メートル先の相手の陣地にあるコップにピンポン玉を投げ込みます。相手のコップにピンポン玉が入ったら、相手はそのコップのビールを飲み干さなくてはいけません。コップが減ってきたら、狙いにくくするために自陣のコップの配置を変えることができます。最終的に先に相手のチームのコップを全滅させた側が勝利となります。
これが、恐ろしいくらい入らない! まさか、ピンポン玉をコントロールするのがこんなに難しいとは…。初心者だと、10~20投してやっとひとつ入るかどうかと言ったところではないでしょうか。
さらにゲームを難しくするのが、負けが込むほどビールを飲まされ、集中力が落ちて命中率が下がることです。大学時代からこのゲームに慣れ親しんできたアメリカ人は3~5投に1回くらい命中させてきます。歴戦のつわものは集中力が半端ない。アメリカ人も手先が器用だなあと思います。
しかし!屋外でやると外れたピンポン玉が地面に落ちて土まみれになったりするのですが、手元にある水の入ったコップでバシャバシャっと軽く汚れを落とすだけ!日本だったら、ありえない…。