子供が日本語をしゃべらない環境の日本人パパも
日本しか知らない人達も一度こういう移民2世達の生き方を知れば、日本語に固執せずに物事を考えることが出来るようになるのではないでしょうか。
移民までいかなくても、似たような事例を聞いたことがあります。中国でビジネスをしている吉本さん(仮名)の話です。彼は上海で中国の女性と結婚して、子供ができました。子供は、中国語をメインにして、英語も学んでおり、日本語は喋らないそうです。父親とは、英語でコミュニケーションをします。
「私は日本に戻ることがあるかもしれないが、子供は中国圏で育つだろう。子供が日本語を喋らないというのは、さみしいことではある。微妙なこころのニュアンスとかは伝えられないといったことがあるが、いまは割り切っている」
というようなニュアンスのことを言っていました。
もちろん、ほとんどの人にとっては日本語で子供を育てるというのは当たり前のことで、別の育て方をできるひとはごく一部かもしれませんが、そういう考えについては、いろいろ意見を戦わせても、面白いと思っています。(大石哲之)