グローバルに働くには、英語が先か、仕事のスキルが先か?

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中間レベルの英語はひとつのスキル

   なにも英語が必要なすべてのひとが、欧米ネイティブに囲まれて、ネイティブの早口英語についていかないと仕事にならないわけではありません。

   かと言って、キーボードが打てないとか、ハンドルを握ったことがないレベルだと、それはそれで、困るというのが実情でしょう。

   なぜこのような当たり前のことが、英語に関してだと、極端な話になってしまうのでしょうか。

   確かに以前は、英語というのは、英語ネイティブの国でネイティブに囲まれて仕事をするためのものでした。だから、中途半端な英語力を身につけても役に立たないといわれました。

   ただ、そういうグローバルの頂点をめざすのはほんの一部です。

   一方で、多くの日本のビジネスマンにとっての新しい課題は、シンガポールや香港に拠点をつくったり、アジアの企業と交渉したり、老後フィリピンやマレーシアに居住したり。そういう需要がとても高まっているのだと思います。

   そういう場面では、完璧なネイティブレベルの英語は不要。かといって、片言レベルでも困ります。

   多くのひとにとって、日常会話以上かつ、英語ネイティブ未満の、いわゆる中間レベルの英語を身につける必要性が上がってきました。

   そして、英語かスキルか?という最初の議論に戻りますと、結論は、

   「中間レベルの英語はひとつのスキル。他のスキル同様に身につけないとスキルがないと捉えられてしまうのでは?」ということ。

   語学ととらえるからややこしくなるのであって、結局英語もツールであり、スキル派の人が重視するスキルの一部になってきているのです。(大石哲之)

グローバルに働くには、英語が先か、仕事のスキルが先か?
(ネイティブ並みの)英語
スキル
中間レベルの英語はひとつのスキル
どちらも不要。気合いと根性だ
その他
大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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