風邪が流行る季節となった。ビジネスパーソンの場合、もしかかった時に辛い症状を我慢して出勤するべきか、休むべきか悩ましいところ。ネットにも「会社を風邪で休む事はいけない事なのですか?」「1日風邪で休んだだけで酷い罪悪感に苛まれています」などと悩んでいる人の相談があとを絶たない。
身体が辛いので本当は休みたいところだが、「風邪くらいのことで休むなと上司に言われる。シフトに迷惑をかけるので」「急に休まれると、他の誰かの仕事が増えたり、仕事が溜まったりして非常に迷惑」など、少々の風邪では「とても休んでいられない」という悲鳴が多く見受けられる。一方、風邪をおして出社したらしたで、別の悩みも出てくるようだ。
何度以上の熱で会社を休む?
風邪といえば「発熱」もつらい症状のひとつ。マイナビウーマン「働く女子は何度以上の熱で会社を休む?」(2013年12月3日掲載)によると、働く女子の間では、熱が「38度台」になったら会社を休むという意見が多かった。
熱の辛さには個人差があるだろうが、38度といえば、結構フラフラになるレベルでは?それでも中には、「41度以上。40度までは立ち仕事でもギリギリいけたから」(30歳/機械・精密機器/営業職)、「どれだけ熱があっても、休みません」(27歳/学校・教育関連/専門職)という回答もあり、「猛者!」認定されていた。やはり多くの働く女性たちが、少々の熱なら我慢して出勤し、頑張って働いているようだ。
一方、新型インフルエンザへの警戒心の影響もあってか、風邪をひいたときには無理せず会社を休んで欲しいという意見も目につく。「2ちゃんねる」などでも、「風邪うつされたら困るから休んで貰った方が助かる」「風邪ひいて出社してくるやつほど迷惑なもんはない」といった書き込みがある。
少々古い例だが、発言小町サイト(2010年3月)には、ひどい風邪をおして出社したパート社員が、散々咳き込み(咳き込む時に苦しいからマスクをずらしていたとか)、「ウイルスを充満させて、課内の人に次々と感染させた」という怒りのトピが立っていた。「全然重要な任務についている訳ではなく、休んでも平気なパートさんなのに、無理して出てくるなんて腹が立つ……どうせ時給欲しさでしょ」
つまり、休むと→「たるんでる」と言われ、頑張って出社すると→「迷惑なので来るな」となり、こうなると会社を休むか否かは究極の選択。やはり体調管理に気を付けて、風邪にならないにこしたことは無いと言えそうだ。(NF)