「カタカナ英語でなんとかなる」派は撃沈 フィリピンなまりに「完敗」の理由

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答えは「ネイティブ級」派と「カタカナ」派の中間に…

   柴田氏の話をあらためて伺いました。

   なんでも、日本人がフィリピンでうけて最も満足度が高いのは、発音チェックだそうです。発音のチェックだけは、相手に自分の発音を聞いてもらう必要があるからというわけです。

「フィリピン人は、中学生でも発音はクリアにできてます。日本人はとにかく、発音がそもそも間違っていることが多いです。とにかくカタカナ英語を脱出するというのが、通じる英語の第一歩」

   要するに、

   (1)ネイティブ級の訛りのない英語 > (2)日本訛りがあるけど正しい発音 > (3)カタカナ英語

   の3段階があるということ。

   どうも、世間では(1)でないと通用しないというネイティブ至上主義か、冒頭にものべたように(3)カタカナで喋りまくれの両極端の話が多いようにおもいました。

   私もふくめ、多くのひとがそうであるように、日本で育ち、外国語として英語を学ぶ人にとっては、目指すべきは間違いなく(2)日本訛りがあるけど正しい発音でしょう。

「ちなみに、いちばん厳しいチェック方法は、GoogleでもiPhoneのSIRIでもいいので、音声認識にむかって文章を喋ってみてください。認識されたら、発音OK。 日本人の普通の人はほとんど認識されません(笑)超難しいです」

   わたしもgoogle音声認識にむかって語りかける日々が始まりそうです(笑)。(大石哲之)

「カタカナ英語でOK」派ですか?
カタカナ英語でOK
ネイティブ並みじゃないとダメ
(フィリピンなど)訛り英語でOK(カタカナ英語はダメ)
ジェスチャーと日本語で何とかなる
その他
大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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