そろそろ忘年会の季節。本来なら1年間の労をねぎらう楽しい宴となるはずだが、忘年会が憂うつだという人は少なくない。
「飲めないのに無理矢理飲まされる」「飲み会の雰囲気に溶け込めず、辛い」「会社終わってまで嫌な上司に付き合いたくない」などなど。働く女子からは、「ここぞとばかり上司やお局から、結婚は?彼氏はいるの?などプライベートな質問をされるのがイヤ」「2次会断れずに出て、いつも割り勘負け。金欠なのに...」といった忘年会アレルギーな書き込みがネットに溢れている。
「12月~1月にかけて35万の出費を覚悟」の部長妻も
忘年会が憂うつなのは、若手だけではない。「負担金額が多く、妻の機嫌が悪い」と嘆く管理職の声も。妻は「夫が部長に昇進。本人はお酒も飲めないのに、6度も忘年会に出席。寸志1回1万円に加えて2次会に2万用意。12月~1月にかけて35万の出費を覚悟」と発言小町で愚痴る。
そんな忘年会シーズンを乗り切るべく、様々なメディアが「忘年会サバイバル」特集を組んでいる。例えばNikkei Woman Onlineの「行きたくない忘年会&無茶ぶりの断り方」(2013年11月25日)では、断りの口実に「先約」「家族」「友人」「体調」、そして宴会で無茶な事を要求されたら、前もって用意したネタでかわす、切り返すなどの意見が寄せられていた。女子は逃げる、かわす技が鍵となるようだ。
一方、どうしても断れず、出席しても、「嫌々は伝わる。概して翌年の忘年会頃には在籍していないですね」という怖い意見も。無礼講と言いながら忘年会での姿は、冷静に同僚から観察されてもいるようだ。
又、忘年会の大失敗から退職沙汰に追い込まれるという悲惨な例もネットでは見受けられた。パートの女性を送っていく途中、酒の勢いでつい関係を持ったことがバレ、女性の相手方から「会社を辞めるか、100万円払うか」という書類にサインを迫られているという相談に、ユーザーから「美人局では?」という回答も寄せられていた。こんなことも起こりうる。お酒がからむだけに呉々も地雷を踏まないよう用心したいものだ。(NF)