「女性管理職」の写真売り上げが好調 アベノミクス「女性が輝く日本へ」で注目集まる?

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   「女性の部課長が前年より1割増」。こんな日経新聞まとめの数値が報じられるなど、2013年は「女性管理職」にあらためて注目が集まった1年と言えそうだ。アベノミクスの成長戦略で「女性が輝く日本へ」が言及され、その細目でも「女性役員・管理職の増加」がうたわれたことも影響しているようだ。

   写真やイラストなどの素材販売サイト「PIXTA(ピクスタ)」の運営会社ピクスタ(東京・渋谷区)がこのほどまとめた、2013年の写真販売ランキング(11月20日現在)をみると、前年(同)はトップ10がすべて男性写真だった「管理職写真」部門で、今回は「女性管理職」写真が3枚もランキング入りした。比較可能なデータがある2010年以降、女性写真がトップ10入りしたのは初めてという。

「管理職」部門で、女性写真が初めてトップ10入り

   同サイトでは現在、動画も含めた素材600万点をデータ販売している。販売結果などは、複数のキーワードで管理されている。

   2013年の「管理職写真」は、全体で800枚近くダウンロードされた。上位10位中、女性写真は、6位から8位までに3枚が入った。また、「働く女性」のキーワードの写真の売れ行きも、前年より3.8倍に伸びて約450枚で、写真全体の販売枚数の対前年比、約1.3倍を大きく上回る伸びをみせた。

   同社では、女性写真の「管理職写真トップ10入り」について、「成長戦略に関する報道を受けて注目が集まった、『アベノミクス効果』と言えそうです」と分析している。

   部門別ではなく総合の販売ランキングでは、上位5位中、4枚を家族写真が占めた。1枚(4位)は富士山の写真だった。

   同サイトの写真などは、データ販売しており、企業サイトやパンフレットなどに使われている。「クリエイター」とよばれる、一般の人やプロの写真家ら約12万人が登録している。写真などの作品が売れれば、一定の割合で「クリエイター」の収入となる仕組みだ。

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