社会保険労務士 野崎大輔の視点
ソーシャルメディア管理規程整備や社内教育を
社内通達を出しても、インターネット上の情報統制をするのは現実的には難しいと思いますので放っておくというのも1つの手段です。しかし最近は、アルバイトや社員が目立ちたいがために問題行動の写真や書き込みをツイッターなどのSNSに面白半分で投稿したことを発端とした店舗閉鎖などの問題も起きているので、何らかの対応策も講じることが必要だと思います。まずはソーシャルメディア管理規程を定めたり、服務規律や懲戒事由を整備したりすることから始めた方が良いでしょう。
それを基にして社員に対して社内教育を行います。世間で起きた事例なども説明しながら、会社が損失を受けた場合はしかるべき処分をするということを社員に認識させることが大事です。1回で終わらせるのではなく、定期的に行っていきましょう。問題が発生したら悪質な書き込みは削除依頼を行い、社員の不当な書き込みと判明した場合は社内処分を進めていくといった形になります。