営業の勝負を分ける一瞬 「立ち止まってもらう」テクとポイント

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上手な褒め方、タブーの褒め方

   相手を褒めるポイントは、大きく2つ。一つは、相手を観察したときに、その人のこだわりを感じるもの。たとえば「ステキなネクタイですね」「格好良い時計ですね」など、男女問わず、小物を褒められると人は喜ぶものです。なぜなら普通、小物というのは自分のセンスで選んで身につけているものだからです。中には人からの贈り物の場合もあるでしょうが、それでもまったく気に入らないものは身につけていないはずです。

   一方、身体的特徴を褒めるのは、いくらポジティブな言い方であってもお勧めできません。「背が高くていいですね」と褒めたつもりが、相手はひょっとしたら背が高いことに悩んでいるかもしれません。「目が大きくて、彫りが深く、格好いいですね」と褒めたつもりでも、相手は"濃すぎる"顔を誰かにからかわれた経験があるかもしれません。

   身体的特徴は、その人が持って生まれたものであり、自分では変えられないので、人に指摘されると、よく言われた場合でも傷つくことがあります。触れない方が無難でしょう。(高城幸司)

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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