スキル重視採用なら「英語もできない」文系学生は全滅? 実は逆、大きく羽ばたくチャンスだ

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   ポテンシャルで採用されるのと、スキルを中心に採用されるのと、どちらがいいでしょうか。

   わたしは先日、『英語もできないノースキルの文系学生はどうすればいいのか?』という本をだしました。トップ上澄みだけではなく、普通の学生がどうやってステップアップできるのか。

ポテンシャル採用かスキル採用か

「半年間留学して、のこりの半年は、実際に英語をつかった仕事でインターン」で怖いモノなし?
「半年間留学して、のこりの半年は、実際に英語をつかった仕事でインターン」で怖いモノなし?

   多くの方は、英語もできないノースキルの文系学生にとっては、スキル採用ではなくポテンシャル採用のほうがよいと感じていると思います。もしスキルが重視されるようになったら、英語もできないノースキルの文系学生は全滅だと。

   しかし、わたしは、実は反対だと思っています。

   私は同書のなかで、最低でも英語を身につけて、英語もできないノースキルの文系学生は、できれば就活する前に会社で働いて実務経験を積んでみよう、と提案しています。

   現在はフィリピンへの留学を使えば、月に10万円程度でフルタイムの英語の講義が受けられますし、TOEICにして200点くらいの英語力アップと、ノンネイティブと仕事のやりとりができるくらいの英語力は身につけることができます。

   そして、半年間留学して、のこりの半年は、実際に英語をつかった仕事でインターンをしてみては?と提案しています。

   最低限それだけやれば、かなりの差別化になります。ほとんどの人が英語が満足に喋れないなかで、実際に仕事として半年やっていたとなれば、それなりに自信もつくでしょう。

   就職活動だって物怖じしないで済むはずです。

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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