ケータイも会社も「乗り換え」もっと簡単に それで日本がハッピーになる!?

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

一発で自分に合ったものを見つけられた人はいいが…

   日本の場合、まだまだ大学を出て「シューカツ」をして会社に入るのが一般的です。求められるのはエントリーシートやSPI、面接などのみで、就業経験を求められる事は稀です。入社に関するコストは、欧米に比べると非常に低いです。その代わり、転職歴がマイナス評価になる会社もまだまだ多く、転職に関するコストは高いです。

   携帯電話の場合、簡単にキャリアを乗り換えることができると、「通話状況が悪い」「意外と繋がらなかった」「サービスが改悪された」なんてことがあった場合に、速攻で乗り換えて満足がいくものを選ぶ事ができます。それに対し、日本の場合は、一度契約してしまうとイヤでも使い続けないと高い違約金が発生してしまう。一発で自分に合ったものを見つけられた人はいいのですが、そうでない人に取っては長期間ストレスに苛まれ続けるという制度になっているわけです。

   もちろん、日本以外の国にも、長期契約を結べば初期費用が安くなる、その代わり解約するときにペナルティが発生するという契約もあります。大切なのは、個人がプリペイドと長期契約を選べることです。みんなが自分に合った契約形態を選べると、多くの人が幸せになれるのです。

   携帯の契約形態も、企業の雇用形態も、多くの人が求めれば少しずつ変わっていくはずです。日本でも様々な形態が選べる時代がはやく来ないかなあと思いながら、5ドルで買ったSIM入りのiPhoneでテザリングしたPCでこの原稿を書いています。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
姉妹サイト