再就職に悩む「うつ病経験者」 積極採用する会社も現れたが

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採用面接では「病歴」を明かすべきか

   とは言え、うつ病で一度仕事をやめ、再就職を目指す人にとっては病歴を打ち明けるかどうかは悩みどころのようだ。

   インターネットのQ&Aサイトでは、うつ病経験者の質問者が就活の悩みを打ち明けていた。前職をやめた理由を問われて「うつ病で仕事を続けることができなくなった」と答えると、「またうつ病をぶり返してしまうのかが不安」と言う面接官が8割だったとして、「隠した方がいいのか」と相談している。

   回答者たちは「完治していれば、申告する必要はない」「自身に不利に働く可能性がある事柄を伝えても、何の得にもなりません」という声があがった。

   しかし、反対に採用担当に携わる人物からは「仮に当社にご応募頂いたと仮定しましたら、正直におっしゃって頂きたい」と書いた。判断は難しそうだ。

   2018年には改正雇用促進法が施行され、企業に精神障害者の雇用が義務化される。それまでに企業側の精神障害者受け入れの仕組みがどれだけ整うかが注目される。

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