「教授になれば一生安泰」の医大を変えようとして、パワハラ疑惑をかけられた

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「明確な評価制度」は厳正に運用されるのか

   それから、当該教授とのコミュニケーションを増やし、合意の上で明確な半期目標を定め、一定ラインに達しなければ教鞭は執らせないなどのやり方を学長の了解をとりながら実践すること。「使命感を感じさせない者」という主観的な判断だけでは危険です。

   そのうえで、このやり方を全学に浸透させるべく、外の力を借りてでも明確な目標実績制度を導入して、厳正な運用によって不良教員の自主退官を促す方向感を打ち出すこと。

   M氏はパワハラの件を納得するには時間を要する様子でしたが、「自分のやり方を改めるから、目標実績制度の導入を検討して欲しい」と学長に相談すると話していました。。

   思惑通りに動いてくれるとは限りませんが、M氏が強引なやり方をせずに熱意をもってぶつかっていけば、たとえ時間はかかろうとも必ずいい方向に向かうのではないかと思います。私は引き続きM氏の側面アドバイスを続けて行こうと思っています。(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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