フィリピン生活1週間目 「コアラのマーチ」食べながら「あまちゃん」見てます

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「外国に暮らす」スキルを身につけるメリット

   ただ、東京以外に在住している人なら、月の家賃(家具つき、清掃・光熱費・ネット込)6.6万円でも高いと思われるかもしれません。もしコストを下げたければ、ある程度現地の状況が分かってきてから、徐々に庶民的な店に行ったり安い家に引っ越したりということもできます。私も、もう少し安くて快適なところがあれば引っ越したいと思っています。

   もちろん、いま住んでいるところも基本的に快適とはいえ、日本のように全てが完璧に揃っているわけではありません。このフロアは11階なのですが、エレベーターで11のボタンを押すと、なぜか10階から12階までの全てのボタンが押され、丁寧に全部止まってしまいます。それから水圧が弱いので、お風呂にお湯を溜めるのも30分かかります。

   このようなマイナスを些細な問題としか思わない人にとって、東南アジア在住というのは非常に有力な選択肢であるということを実感しています。そして、低いハードルから始められるというのは、海外生活初心者にとっては大きなメリットです。

   ここで「外国に暮らす」というスキルを身につければ、人生で住むことができる場所の選択肢を圧倒的に増やすことができるわけです。これは、机の上だけでグローバルを考えるよりも大事なことではないでしょうか。長く住むとまた違った感覚が出てくるかもしれませんが、その様子は本コラムで逐次レポートしていきます。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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