「ラジオ体操優良団体」の表彰は57年も継続中
一方で、職場におけるラジオ体操を盛り上げていこうという動きは、いまだにあるようだ。かんぽ生命はラジオ体操の普及奨励に寄与し、功績の著しい団体や個人を対象に、毎年「ラジオ体操優良団体」表彰をしている。1956年から57年間も続いている賞だ。
2013年度に全国表彰を受賞した団体のうち、企業は千葉県の弘報社印刷、長野県の東京精電上田工場、愛媛県の日本興運など6社。沖縄県の中城村役場もリストにあった。「地方表彰」「府県等表彰」を加えると、その数はさらに増える。
全国表彰の場合、その基準は「ラジオ体操を始めてから満10年以上継続」「毎回30人以上参加者のある団体」「年間の実施日数が200日以上ある団体」など。筋金入りでないと賞には届かなさそうだ。
2012年3月8日の「発言小町」には、「ラジオ体操やってる会社ってどれくらいありますか」との質問が寄せられた。首都圏に勤務するという投稿者からは「みんな気だるそうにやっていますが、結構いいもんです」と回答している。ラジオ体操の復活はあるだろうか?