ともちん「やる気ない」は誤解なのでは
AKB48に詳しい記者に聞くと、高橋さんの順位は納得できるという。ファンの間では、若いメンバーを指導するリーダーシップに加えて、自らひたむきに努力する姿勢が評判だからだ。この点が、上司としても部下としても「一緒に仕事をしたい」と思わせる理由かもしれない。
一方の板野さんは「見た目がかなり影響しているのではないでしょうか」。独特の「ギャルっぽい」外見から、「ふまじめそう」「いつもだるそうにしている」というネガティブな印象を与えている可能性がある、というわけだ。
卒業前最後となるAKB総選挙でも「5回も総選挙やってますけど、総選挙ずっと嫌いでした」とファンの前でコメントするなど、「素直さ」や「やる気」と逆の印象を与える言動が多い。
テレビ番組で、お笑い芸人の「キンタロー。」さんと共演した際、板野さんひとりが無視を決め込む演出が施され視聴者の誤解を招いた。この騒動が、もしかしたらマイナスイメージを増幅させたかもしれないと記者は指摘する。
3位は俳優の早乙女太一さん。「流し目王子」と呼ばれる大衆演劇の人気女形だ。「チャラい」「ヤンキーっぽい」「扱いにくい」という印象を与えそうという点は、板野さんに似ているかもしれない。
とはいえ、初挑戦で世界王者に上り詰めた亀田選手、国民的アイドルの中心メンバーであり続ける板野さん、若くして自ら劇団を率いる早乙女さん、いずれも「やる気がない」とは思えないのだが…。