上司は「育成のため」部下を叱り、部下は叱られると「やる気失せる」

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叱責より問題点と対策を冷静に話し合うべき

   日本生産性本部の調査結果では、上司の8割は「部下を褒めている」と答えている。しかし「叱る」への評価のギャップを踏まえると、信頼関係が双方で実現しているのかどうかは微妙だ。

   調査結果に対するネットユーザーの評価はさまざまだ。全般的に「怒鳴る」「罵倒」といった、怒りをぶつけるだけで部下のその後の成長につながらない行動にはネガティブな反応が多い。

「上司は自分は叱られたらやる気が出るのかな」
「自分が若い頃理不尽な理由で怒られてたとしても、それを人にやっていい理由にはならない」

   叱るよりも「問題点と対策を冷静に話し合うべき」とそもそも叱責など不要との指摘も見られた。

   調査では、上司に「部下や後輩の育成に自信があるか」との設問も投げかけられている。結果は56.3%が「自信がない」。自分の能力については「満足していない」が実に93%に上った。上司たちの悩みも深いようだ。

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