最近話題の有名発毛剤が誰にでも最適とは限らない
実はAさんは、脇坂院長の助言に従って服薬や生活改善を行い、薄毛の進行がほぼ止まっているという。毛髪は年齢相応の毛量まで改善し「このままどうなるのだろう」という不安が軽減され、思い悩むことはなくなった。
薄毛の治療方法は、薄毛のタイプによって異なる。テレビCMなどで有名な発毛剤にも配合されている「ミノキシジル」で発毛を促進させた方がよい場合だけではない。還元酵素を阻害する「フィナステリド」を併用して使った方が効果を実感できる人も多数いる。
脇坂院長は、「加齢や怪我などでまったく毛が生えなくなった場所に発毛させるのは容易ではありませんが、産毛程度でも毛があるうちに治療すれば、効果はあります」という。
30代は薄毛が進行していく一歩手前。もちろん生活習慣や頭皮環境を整えられれば一番だが、薄毛のメカニズムが判明している今、専門の治療をすれば、改善の見込みがある。少しでも気になる場合、なるべく早く専門医に相談することをお勧めしたい。
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