「就活川柳」からにじみ出る苦悩 「いつまでも決まらぬ私が悪いのか」

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   参院選が公示され、選挙戦が幕を開けた。「アベノミクス」で日本経済は回復基調とされるが、「景気回復」と「雇用」は企業の採用人数に影響を与えるだけに、就活生にとっても注目の争点だろう。

   そんななか、採用情報提供や人材紹介を手掛けるディスコが「就活川柳」を発表し、寄せられた全686作品の中から一部を紹介している。

厳しい就活事情、横並びは相変わらず

   作品から垣間見られる就活事情は相変わらず厳しく、学生が内定獲得に苦戦する様子が見て取れる。情熱だけではとても望んだ就職先に入れないのが現実だ。

「就職難 国民の義務 果たせない」
「好きだけじゃ ダメだと知った 仕事と恋」
「パンプスの 底を減らして 駒増やす」

   「身の丈に あうもの選べ 服と職」「『夢めざせ』 父の本音は 正社員」とは、夢と現実とのギャップが大きくなっている現代ならでは。余計なことを言って失敗したくないとの思いが、

「みんな言う 貴重なお話 ありがとう」
「自社の魅力 皆口そろえ『人』という」

といった無難さを強調する川柳にも垣間見られる。

   とはいえ、買い手市場の中でも見事に複数の内定をもらい、どこにしようか迷う人もいないではない。「内定が 出たら出たで また悩む」という川柳を詠んだのは「理系女子」だ。

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