「奇問に答えられなくて落ちたやつ不憫」
グーグル幹部の思いもよらぬ発言は、国内外で波紋を呼んでいる。前出のABCニュースではNYTの記事を受けて、6月20日に「ブレインティーザーは完全に無駄だとグーグルがとうとう認めた」と題した記事を配信。読者からは、
「よかった、ほかの会社もまねするようなひどいトレンドだった」
「若い会社の若手社員による過ち」
と今回の決定に納得する声が寄せられた。また、このとばっちりでグーグル同様、ブレインティーザーを出していたマイクロソフトが笑いものになっている。
ある投稿者が「レドモンド(マイクロソフト本社の所在地)にある『ウィンドウズ8』をすべて壊すのにいくら払うか」と出題。すると回答者が「ゼロ。(ソフトの)リリース時にすでに壊れていた」と皮肉で返す一幕も。ウィンドウズ8を見れば、採用方法の誤りは一目瞭然と揶揄する人もいた。
国内でも、ネット掲示板やツイッターに意見が書き込まれた。グーグルをまねて奇問を取り入れた企業や、グーグルを称賛していた有識者は立場がない、という指摘にはうなずける。さらには「この奇問に答えられなくて(入社試験に)落ちたやつ不憫」と同情する声まであがった。