自分のスキルが「どこか別の場所で売れないか」を考えてみる

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「自分にはなんの才能もない」ということはない

   さらに、現地語も話せればさらに価値が上がります。会社はしかるべきポストを用意し、そこで結果を出せば、貿易部門の中核人材となり、「あなたしかできない仕事」を得ることができるかもしれません。

   大手家電メーカーの技術者が、新たに市場参入する家庭用プラスチック製品メーカーに転職したり、電機メーカーで電池の開発をしていた人が、自動車メーカーで活躍したり。居場所がなくなったと思っても、それまでの経験を活かせば、新たな場所で再び花開くことができる場合もあるのです。

   「誰にでもできない」と言ってしまうと、選ばれた特別な人にしかできない事のように思えるかも知れませんが、場所を変えたり組み合わせたりすることで生み出せるチャンスもあります。自分にはなんの才能もないから……、とあきらめてしまうのはもったいないです。

   現状に不満がある人は、自分のスキルを「どこか別の場所に持っていけば」「なにか別のスキルと組み合わせれば」うまく行かないかということを考えてみてください。そうやって、自分で考え行動することを繰り返すことによって、「誰にもできない仕事」ができる人材へと成長する可能性が高まるのです。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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