ネットで稼いだ、でも何か違う… 「時給100万円」でも幸せ感じない理由

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   職場で連日残業続きの人なら、「自宅でちょっとパソコンいじるだけで大金が入るといいな」と一度は夢見たことがあるのではないか。実際に1か月の実働時間3時間ほどで、300万円を稼げたとブログに書いた人物がいる。

   だが本人は自慢げに語るわけでもなく、むしろ「たいして幸せにならなかった」とぼやき節。ブログを読んだ人たちからは、「カネの使い道」にいろいろな意見が寄せられた。

1年前にも「承認欲求が全然満たされない」

いくら楽に稼いでも満たされない欲求がある
いくら楽に稼いでも満たされない欲求がある
「ネットで簡単にお金を稼ぐ方法」
「在宅ネット副業」

   こんな言葉でネットを検索してみれば、さまざまなサイトがズラリとヒットする。少しでも収入を増やしたい人にすれば、すぐにでも儲かるような「殺し文句」が魅力的に感じるかもしれない。しかし中には特定のウェブサイトへの登録を促したり、リンク先に誘導したりといった少々怪しげなものもある。

   実際にネットで稼げるのかは知りたいテーマだが、その「体験談」を匿名でブログにつづった人物が現れた。しかし読んでみると、その手法を公開しているわけではなく、どちらかというと「愚痴」に近い感じだ。

   最初の投稿は2012年6月3日にさかのぼる。ひとりでウェブ制作を手掛け、アフィリエイトなど広告が収入源だという。月収が100万円に達し、「自慢したい」けど「自慢できる相手がいない」。個人事業のため周囲に誰もおらず、成功しても「承認欲求が全然満たされない」というわけだ。

   最後は自慢したがってばかりでは将来誰からも相手にされなくなると心配し、「今日からまた、謙虚に頑張っていこう」と締めた。

   その1年後の2013年6月2日、今度は「月収300万」到達を報告した。ところが、「月収って本当ある一定を超えたら幸福感にはほぼ貢献しない」と、あまり喜んでいない様子なのだ。

   人を雇わず、自分が特に何もしなくても回る仕組みをつくって、たまにそれをチェックする。成功しているからこそ月収が順調に増え、月3時間の実働で300万円超となった。だが文面の端々に「こんなはずじゃなかった」という思いが見え隠れし、「実際うまくいってもたいして幸せにはならなかった」と結論づけていた。

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