声の低い男性は出世する? でも「声の高い同僚」も必要だ

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   「声の低い男性は収入も多く、大きな企業を率いて長期間仕事を続けている傾向にある」――。米デューク大学がこんな調査結果を発表したと、話題になっている。

   米企業792人のCEOを対象に調べたところ、職場で声の高い同僚に囲まれ、なおかつ本人の声が低い場合、高収入に恵まれるケースが多いそうだ。

   声の低さは男性ホルモンであるテストステロンが多いことを示し、支配的な性格をあらわすため、出世に影響しているのだという。

甲高い声の成功者も案外多い

「職場で声の高い同僚に囲まれ、なおかつ本人の声が低い場合」と書いてあるじゃないか
「職場で声の高い同僚に囲まれ、なおかつ本人の声が低い場合」と書いてあるじゃないか

   声の低さがビジネスによい影響を与えるという仮説は、以前から言われていた。声の高い人は感情的でエネルギッシュだが、人間関係は不安定になりがち。声の低い人の発言は客観性が高いと受け取られやすく、落ち着いた人間関係をつくりやすいというわけだ。

   あるテレビ番組では、米オバマ大統領の声の平均周波数は200ヘルツと一般男性の平均よりも低く、聞き手は「無意識のうちに安心や信頼を感じる」と紹介していた。

   ただ、当然ながら低音ボイスでない成功者もいる。米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツや、テレビ通販のジャパネットたかた社長、SBIホールディングスの北尾吉孝社長、ゴールドマンサックス日本法人の持田昌典社長など、甲高い声の成功者の名前をあげる人もいる。

   より重要なのは周囲にいる「声の高い人たち」ではないかという見方もある。エネルギッシュな人たちを束ね、コントロールできたから出世するのであり、自分の声が低くても、周りに成果をあげる声の高い人がいなければ無意味というわけだ。これは確かに、調査結果を正しく踏まえた結論かもしれない。

   もしもそちらの方が大事なのであれば「なぜオレはこんなに声が低いのに、出世もせず収入も低いのか!?」という疑問にも答えることができる。就職先を選ぶ際にも、同僚たちの声が高いのか低いのか、確認できる機会があればいいのだが。

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