先進医療である「陽子線治療」を利用すると、平均約260万円
忘れてならないのが先進医療だ。もし、局所的に限定された状態の陽子線治療を行なうとすると、生命保険文化センターのデータでは、平均約260万円の技術料がかかる。入院費や薬代は健康保険が適用されるが、技術料だけは全額本人負担となる。
子どもの進学や老後の資金はイメージしていても、病気への備えは想定していないのでは。医療費に加えて、入院中は働けず収入がないことになる。
大手企業ならいざ知らず、有給休暇とは別枠で傷病休暇まで備えた中小企業は少ない。そうなると、保険の備えは欠かせないのかもしれない。公的制度などをきちんと理解しておくことも、重要になるだろう。