テレビで放送できない「どぎつい表現」受け入れられるか
日本コカ・コーラの「つきぬけ爽快!スプライトブランドサイト」からは、テレビCM用の短いバージョンと、バイラルムービーの両方が閲覧できる。
サイトによると、この「ザ・スプラッシュ自販機」を今年の夏、日本のどこかに設置する計画があるようだ。もし設置されたら、CMと同じような体験をしたい人たちが大勢集まってくるのではないだろうか。
バイラルムービーは、ネット配信する分には媒体費は必要がない。しかし映像のクオリティの高さが口コミを生むことも多く、映像制作費が安く済むとまではいえないだろう。その意味で、テレビCMの材料を再編集するバイラルムービーは、今後あたりまえのように増えていくと予想される。
一方で、テレビCMとは絡めないバイラルムービーにも、なかなか強力なものがある。海外ユーザー向けに配信されているムービーの中には、セクシーさが強烈なものや、衝撃的事故のシーンを使ったもの、長めのドラマ仕立てで泣かせるものが目につく。
いずれもテレビCMではやりにくく、ネットならではの強みを生かした表現だ。日本の視聴者に受け入れられるかどうかは未知数だが、いずれこのような分野に踏み込んでくる企業も出てくるのではないだろうか。