グローバルな仕事をしたいなら、外資系より「日本企業への入社」が早道な理由

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大企業以外にも海外経験を積める場所がある

   「役員の9割が日本人」という状況のまま、日本企業が今後も国際競争力を保てるのかという議論は別にすると、若いうちに日本企業でグローバルな仕事を射止めるのは、比較的近道といえます。

   若いうちにそのような経験を得れば、その実績を元に外資企業に転職するといったキャリアデザインも考えられ、選択肢がグッと広がります。

   このように、「日本人主義」という一見硬直した組織運営というデメリットと思われがちな点も、見方によっては自分にとって有利なものになり得ます。

   会社の仕組みを知り、自分がその中でどのようなポジションに就いて、どのように将来のキャリアをデザインしていくかを考えることが大切なのです。

   面白いことに、海外経験という一点だけを考えれば、何も大企業に入る必要はありません。中規模程度の商社やメーカーにもそのような仕事はあり、そこを足掛かりに大きくキャリアアップを図るという戦略もありそうです。(森山たつを)

※アジア企業や欧米外資系企業を含めて、日本人にどのようにキャリアデザインの選択肢があるかを紹介した本を書きました。大石哲之さんとの共著『普通のサラリーマンのためのグローバル転職ガイド』(東洋経済新報社)が4月19日に発売されます。ぜひご一読いただけたらと思います。
森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
大石哲之&森山たつを:普通のサラリーマンのためのグローバル転職ガイド
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  • 発売元: 東洋経済新報社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2013/04/19
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