「あいつ、インドネシア語勉強してるってよ」と噂を立ててもらおう

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口では何とでも言える。実行に移し結果を出すこと

   英語力をアピールする場合には、「実績」を一緒に添えることも大切で、TOEICの点数もそのひとつです。TOEICの高得点は必ずしも「英語が話せる」と同じではありませんが、少なくとも「点数が上がった=英語の学習をしている」証明にはなりますので、上司の信頼を得るためには非常に重要です。

   もしあなたが、仕事をしてみたい国があり、会社がその国と取引しているのであれば、これと同じことをその国の言葉でやってみましょう。インドネシアで仕事をしたいのであれば、まずは「インドネシア語検定」に合格することが効果的です。

   多くの日本人はそんな検定を受けようとも思わないし、何級がどの程度の難しさなのかも知りません。しかし、検定に合格した事実はインパクトがあり、

「あいつ、インドネシア語勉強してるらしいんですよ」

という評判は広がりやすくなります。どんなに易しい級でも、それを持っていれば勉強をしているのは間違いありませんし、容易に他人と差別化をすることができるのです。

   これは海外の日本企業に転職する際にも言えます。面接の時に「これからインドネシア語も学んでいきたい」というのと、「すでにインドネシア語を学び始めていてE級を取得しました」と言うのでは、相手に与えるインパクトが全く違います。

   結局、口では何とでも言えるので、まずは実行に移すこと。そして、その結果を目に見える形にすることが大切なのです。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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