Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が載っていました。質問者のnew0213さんは情報系を専攻する大学3年生。来春から社会人になるべく、昨年12月から就職活動を本格的に行っているところです。
当初からIT系の中小企業に対象を絞っていますが、受ける端から、どんどん落ちていく。書類やテストは通過しても、グループワークや面接で必ず落とされてしまいます。
新社会人も「去年の今ごろは危なかった」
そのうち、なんだか自分が否定されているような感じがして、「私は魅力のない人間だ」「社会にこんな私なんていらないんだ」という気持ちになってしまったそうです。
「こんな私でも、就活を乗り切るためにどのように考えて頑張ればいいのでしょうか」
落ち込んでいる理由のひとつには、同じゼミの友人が自分の受けた会社の内定をしっかり得ていることもあるようです。家族や友人は励ましてくれたり、相談に乗ってくれたりしますが、「もう落ちたくない」「もう否定されたくない」と涙が出てしまいます。
この相談には、回答者から温かい励ましの言葉がかけられています。その多くは、同じように就職活動に苦労した人たちの体験談です。
「春からメーカー勤務です。正直、去年の3月末は私も相当に危ない状態でした。会社は30ほど受け、すべて落ちました」
「私も去年就職活動していました。面接などで落ちてしまった時など、本当にショックで、私の全てを否定されたようにも感じました」
就職活動中にメンタルヘルスのバランスを崩す「就活うつ」という言葉は、学生の間で広く知られているようです。ネット上にも就職活動をきっかけにうつ病を発症し、いまだ療養中という人のブログがいくつも見られます。
「死にたい」という思いをネット上に綴ったところ、読者の通報で警察から電話があり、「見も知らない人がこんなに心配しているんだから、あんたの周りにいる人はもっと心配しているんだよ。死んじゃだめだ」と励まされたと明かす人もいました。