経営者との相性が大事な中小企業探しに最適
いくら自身の希望する仕事でも、上司や同僚との相性が悪ければ出社が億劫になることも多い。会社側への調査でも、若年層の採用において重要なのは人柄や志向などの「人間性」と答えた人が多く、「スキル」や「知識」「実績」をあげた人より10ポイント上回ったという。
しかし、通常の書類選考や限られた時間の面接だけでは人間性を把握しきれないと答えた会社は63%だ。「らいくレジュメ」を通じて、形式的な書類を超えた情報を得ることができれば、会社側のニーズを満たすことができるだろう。
一般的に中小企業は、大企業のような好待遇や、華やかな職種 で若者の気をひくことは難しい場合が多い。そのかわり求職者の希望に耳を傾け、コミュニケーションを丁寧に行うなど、中小企業ならではのアットホームな「人間関係」の中で仕事ができる可能性もある。
「はたらいく」で仕事を見つけた人の中には、まったくのキャリア違いの転職希望者も多くいる。専門学校を出て自動車整備士を6年間してきた男性が 「やっぱり自分の飲食店を持ちたい」と決意し 、まずは「らいく」を送ってみたところ、受け取ったオーナー店長が「らいくレジュメ」に書かれていた人柄や決意に共感を覚え、意気投合して採用されたというケースもある。
少人数で経営している中小企業などでは特に、社長など経営者との相性は大切だ。また、多くの中小企業にとっては若者の学歴や経験よりも、人柄や仕事へのやる気が重要だというのは事実だろう。大企業とは別のマッチング方法があっても不自然ではない。