失業率10%超えでも「フランス人に生まれたかった」?
EUは2013年のユーロ圏GDP成長率をマイナス0.3%と発表したが、フランスの落ち込みが与える影響が少なくないと言われている。
失業率は10%を超え、さらに上昇が見込まれている。大手自動車メーカーのルノーやプジョーでは、共に8000人規模のリストラが予定されている。雇われている人の労働時間は短いが、全体として「天国のような国」というわけにはいかないようだ。
それでも日本のネットユーザーからは、「フランスの働き方」はうらやましいと絶賛する声が上がっている。
「すごくね? 3時間で全てがまかなえるって」
「うらやましすぎる。フランス人に生まれたかった」
ただでさえ総労働時間が日本より年間で15%も少ないのに、その中に「おしゃべり1日3時間」が含まれているとは…。日頃「徹夜してでも納期は守れ」と言われているという男性は、「生きるために仕事してんだか、仕事するために生きてんだかわかんね」と嘆いている。
フランス人なら、おそらく「生きるために決まってるだろ」と言い切ることだろう。米WSJによると、生産回復相はCEOの批判に対し「あなたの言い様はひどい侮辱であり、われわれの国フランスに対する完全な無知を示している」と強く反発しているという。