認知症やメタボに続く第3の症候群「ロコモ」、今度は「運動器」が危ない

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「横断歩道を青信号で渡りきれない

体を支える重要な骨格、「ロコモ」が重視するのは、こうした運動器などの疾患
体を支える重要な骨格、「ロコモ」が重視するのは、こうした運動器などの疾患

    「メタボ」と違う点は、これらの兆しが外見からは分かりづらいということと、日々少しずつ進行していくところ。このため、「ロコモ」の周知に努める日本整形外科学会は、公式サイト内で「ロコチェック」というチェックシートを用意。「横断歩道を青信号で渡りきれない」「片脚立ちで靴下がはけない」などの具体的な項目で、「ロコモ」の自覚を促している。

    また、特に注意したいのが、比較的筋力の弱い女性に起こりやすい症候群であるということ。同サイトでは、食事の栄養バランスや日頃のトレーニングなど、注意すべき生活改善のヒントにも触れている。

    50歳以上の7割が該当すると考えられている「ロコモ」、そのターニングポイントは、30代や40代の日常生活に潜んでいるかもしれない。長寿そのものは歓迎すべき現象だが、肝心なのは、楽しく健康な人生を全うすること。平均寿命と健康寿命のギャップは、医療が埋めるのではなく、日々の生活で埋めるものなのかもしれない。

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