「それなりの超過料金をいただく」という強硬論も
そんなjactaさんでも、仕事相手によっては「お互いが納得の上で」、深夜や早朝に連絡を取り合うことがあると認めています。
「書籍を執筆しているときなど編集さんとのやり取りは圧倒的に深夜が多いですし、大学教授とやり取りするときも深夜・早朝が多かったりします」
これでは長時間勤務、不規則な生活になりそうですが…。localtombiさんがアドバイスする防衛法は、かなり強硬。急な対応を求められても、タダで対応すべきではないといいます。
「フリーランスというのは24時間仕事を受けますよ、という意味ではないですから、時間外の対応をどうしてもする場合は、それなりの超過料金をいただく旨のアナウンスも事前に必要です」
残業手当と同じ発想でしょうか。とはいえクライアントとケンカ越しで向き合っても、あまりいいことはありません。E-1077さんは、これまでのように電話に出ない方法を続けたまま、
「今度会った時に『いつも出られなくてごめんなさいね。緊急じゃない限りメールで大丈夫ですよ~』とやんわり釘をさすのがいいんじゃないかな」
と提案します。クライアント担当者の仕事のやり方を上手に軌道修正していくのも、フリーランスに必要なテクニックなのかもしれません。
もっとも、ある元雑誌編集者によれば、夜の10時にフリーランスに緊急性のない電話をすることは普通は考えられない。しかも国際電話。この仕事相手は非常識なのか下心があるのか、ちょっと風変わりな人と割り切るしかないのではとのことでした。