Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が載っていました。質問者のPWONNZULEZFHさんは、とある会社で働く女性。日々がんばっているつもりなのですが、ツライことがあると、たまに彼氏に弱音を吐いてしまいます。
「通勤がつらい」とか「給料が少ない」とか、「人間関係が疲れる」とか「上司がセクハラしてくる」とか…。しかし彼氏は耳を傾けて慰めてくれず、それどころか、こう言って突き放すのだそうです。
「文句があるなら起業しろ!」
ホンネは「営業の厳しさを知ってから言え」?
資金も知識もない質問者さんは、自分で会社を興すことなど考えられません。しかし、彼氏もサラリーマンで起業経験はないのに、なぜそう思うのだろうか。
この相談には、彼氏のホンネを代弁したような回答が並んでいます。cubetaroさんは、質問者の女性が「間接部門」で働いていると想定したうえで、「とてもラクをしているように見える」のではないかと言います。
「起業とは『営業』でもあるので、『営業の厳しさを知ってから文句を言ってくれ』という事が言いたいのだと思います」
なるほど、もし彼氏が営業で日々お客と上司との板ばさみに悩んでいるとしたら、「お前の悩みなど小さなものだ」と言いたくなるかもしれません。
dolcedishさんは、前に勤めていた会社には「文句を言っているだけで何も起こさない人」が多かったので、「いるならやれ、嫌なら辞めろ」と言っていたそうです。
彼氏も本当は「嫌なら辞めろ」と言いたいけれど、仕事をせずに自分の収入を当てにされても困るので、「自分で起業しろ」と言った可能性があります。
一方で、彼氏は本当に起業や転職をさせたいのではなく、単に「グチを聞くのが嫌になった」だけ、という意見もあります。
男性から見た「イイ女の条件」を示す人も
回答者のIce-Truckerさんは、こんな逆質問を投げかけています。
「本当に『たまに』弱音を吐くのでしょうか?『いつも』ではないですか?彼氏と1か月に6回会ったとして、そのうちに5回くらいは同じグチを言っていませんか?」
同じグチでも回数が少なければ聞いていられるし、違うグチなら回数が多くても大丈夫。しかし、同じグチを何度も何度も聞かされ、「こうしたらどうか」と提案しているのに「それは無理」とか返されると、「じゃあ辞めれば」と言いたくもなるというのです。
mizukiyuliさんに至っては、「彼氏はあなたのグチを聞くのが面倒くさいのですよ」と言い切ります。仕事に疲れて癒して欲しいと思っているときに、逆にグチを言われたら堪りません。
「男性に『イイ女の条件は?』と聞くと、必ず『いつもニコニコしていてグチや悪口を言わない』が上位に来ますからね(笑)」
そして「弱音を吐きたいなら女同士でやった方がいいですよ」と助言します。確かに、ハードルの高い解決策を正面から提示されても、困ることがあります。同じような悩みを持つ者同士でグチを吐ける場というのは、案外貴重なのかもしれません。