FPのオススメコメントがつかない商品があった
保障内容が上回っているのに、保険料が割安なネット生保の商品もある。大手は「人的なアフターサービスの質など数字に現れないものがある」と主張しているようだが、ネット生保も「申込みをネットに限定する代わりにコールセンターでの対応を充実しており、サービス面でも劣らない」と譲らない。
タバコを吸わない「非喫煙優良体」だと、保険料が標準体の半分になる商品もある。このような多様な商品が存在することも、客観的な比較で初めてよく分かることだ。「対面での相談の可否」など未掲載の情報項目もあるが、今後の追加に期待したい。
医療保険(終身型)は、判断要素が複雑になる。30歳男性で保険料が最も安いオリックス生命、60歳女性で最も安いメットライフアリコ、七大生活習慣病など付加できる特約が多いNKSJひまわり生命など、利用者のニーズに合わせた選択が必要だ。
自分で選ぶのが難しい人には、近所に在住する「ご当地FP」の顔写真入り紹介を見ることができる。相談はほとんどが有料だが、初回割引を掲げるFPもいる。何年にもわたって保険料を支払うことを考えれば、相談料を支払ってでも自分に合った商品を買った方がよいという考えも十分ありうるだろう。
なお、比較表にはFPのオススメコメントがつかない商品もあった。残酷だがコストパフォーマンス面での優位性がなかったらしい。FP-RECOでは特定の保険会社からの広告は受けておらず、これからも中立的な視点を守っていくそうだ。