注目されるスマホを使った「ユーザーの行動変化」
サントリーの広報担当者は「KOTOBUKI」を開発した背景について、
「デジタル・ソーシャル技術の発展がもたらすユーザーの行動変化に注目している」
という。スマートフォンを使った友人同士のコミュニケーションを、自社のアプリが支援することで、ブランドイメージを高め、商品の販促にもつなげていこうというねらいだ。
オンラインでの行動を、リアルの店舗での購買などにつなげる「O2O(オンライン to オフライン)」が注目されているが、「KOTOBUKI」もその一環といっていいだろう。
競合のキリンビールも、フェイスブックやツイッター経由で「グランドキリン」を贈れるキャンペーンを11月まで実施していたが、スマホアプリとしての展開は「業界初」という。
サントリーではアプリにあわせ、「KOTOBUKIお祝い研究所」というリサーチ機関を設けて、お祝いごとに関する調査を実施、その結果を発信している。最新レポートでは、「お祝いの言葉は『当日』にかけてあげると◎」などタイムリーなお祝いの重要性を説いている。(岡 徳之)