アジア海外就職への道 面接は現地に行かなきゃダメですか?

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数件の面接予定を決めて渡航し、現地でも就活すべし

   一方、国内面接には、現地のオフィスの様子が見られないというデメリットもあります。一度も現地に足を運ばずに就職を決めてしまい、実際に行ってみたら「イメージと違う…」という場合もありえますので注意が必要です。

   現地に行くメリットは、オフィスの様子を直接知ることができて、会社のロケーションや自分が住む可能性のある場所、交通機関、店や街の様子などを知ることができる、ということです。

   オフィス以外は、事前の視察旅行で確認することもできますが、周辺環境は具体的な案件と一緒にチェックした方がよいでしょう。

   とはいえ、全く面接の予定がないのにいきなり現地に飛んで就職活動をすることは、まったく空振りに終わる可能性を考えるとリスクが高いです。

   できたら、1~2件の面接の予定が決まっている状態で現地に飛び、さらに現地で求職活動をするのがよいと思います。

   このあたりは、渡航先や求職者のスキル、時期などによっても事情が変わってきますので、エージェントと相談して慎重に決めましょう。大切な時間とお金を無駄にしないためにも、現地に行くメリット・デメリット、そして現在の自分の状況をきちんと考えて行動することが大切です。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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