プリン20個のつもりが4000個! 誤発注を防ぐシステムなかったのか

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   Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が載っていました。質問者のsasuke3150さんは、先日報じられたあるニュースが気になっています。関西地方の大学売店でプリンを誤発注し、20個のつもりが4000個届いてしまったというものです。

   困った担当者は、近隣の大学に品物の一部を引き受けてもらいましたが、とても売れそうにないと途方にくれていました。しかし、同情したある学生が山積みのプリンの写真を撮り「買ってあげて!!」とツイッターに投稿したところ、あっという間に売り切れたという話。これを知った質問者さんは「おかしい」と思ったのだそうです。

システムが弱いのか、「間違える方が悪い」のか

プリンだったから何とかなったのかも…
プリンだったから何とかなったのかも…

   その理由は、いつもの200倍もの発注が来れば、発注元が気づくはずだということ。人間が行う仕事なんだから、発注ミスを防ぐしくみがあってしかるべき。異常な発注がくれば、発注元に確認すべきというのです。

   しかし回答者からは「間違える方が悪い」という意見が相次いでいます。

「いちいち発注数なんて確認しませんよ。日々の注文数が変動するような発注履歴だったら、4000個もありえる訳ですから、問い合わせなんてしません。(メーカーや卸は)大学生協とだけ取引してるわけじゃないですし」(e_16さん)
「ではあなたは、どの程度の数が異常な数値だと考えますか。100倍は良くて200倍はおかしい?」(mac1963さん)

   質問者さんは「過去1年間を通じて、または半年間の平均発注数量の10倍以上が来たときには、再度確認ボタンがもうひとつあってもいい」といいます。

   確かに株式市場では、怪しい入力があったときには「警告」を表示し、誤発注を防ぐシステムがあるようです。しかしそれでも、うっかり警告を無視して「61万円で1株の売り」を「1円で61万株の売り」と注文したため、あっという間に約400億円の損失が出たことがありました。

   それ以来、「発行済み株式の30%を超える注文を自動的にブロック」するなどの再発防止策がシステム面で対応されたそうです。100個以上のプリンに警告が出るくらいのしくみがあってもよかったかもしれません。

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