アジア海外就職は「エージェント選び」から 事前の準備が勝負を決める

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「なぜその国を志望するのか」明確になっているか

   日本国内のエージェントの場合、「一度オフィスまで…」となるのですが、海外だとそうもいきません。多くの場合、メールでSkypeや電話での面談の依頼が来ます。この面談は単なる顔合わせではなく、第一次面接という側面がありますので、しっかり準備をして臨む必要があります。

   エージェントも大切なお客様に人材を紹介するので、要望に添った人材であるかどうかを見極める必要があります。その第一段階として、現状のスキルと人となりをしっかり確認しようとするのです。

   ここで聞かれるのは、(1)今までのキャリア、(2)なぜその国を志望するのか、(3)いつごろ現地に来て就職活動を始められるのか、(4)いつから現地で働き始められるのか、といったことです。明確な答えを事前に準備しておくことが大切です。

   面談中に現地人スタッフによる「語学力チェック」が急に入る場合もありますので、心の準備をしておきましょう。これが終わると、あなたに合った求人を紹介してくれます。その内容を確認した上で、選考に応募することで就職活動が本格的に始まることになります。

   エージェントによって求人件数に違いがありますし、得意な業種の分野も様々です。担当者によってもスキルは違うので、できれば複数のエージェントに登録して自分に合った人を探します。担当者は転職活動で一番の味方になってくれる人。慌てず、最良のパートナーを見つけましょう!(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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