Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が載っていました。質問者のgoemonn133さんは、上司から「急きょ会議に行ってくるから、この処理やっといて!」と頼まれました。
新しい部署に異動してきて数日しか経っていない質問者さん。「この処理方法については、まだ教わっていないので、できません」と答えたところ、叱られてしまいました。
「『教わっていないからできません』で許されるのは学生までだ。社会人になってまで、そんなことを言うんじゃない。分からないなら自分で調べろ!」
回答者反発「絶対服従が当然。会社は小学校ではない」
結局その処理は、別の社員がやることになりました。もしかすると上司は「いいよ君は、やらなくて。他の人に頼むわ…」と言ったのかもしれません。
しかし質問者さんは、頭ごなしに叱られたことに納得できないでいます。もしも、
「教わっていないけど、やってみます」
と返事をしたとすれば、失敗したら取り返しがつかないことになるし、周囲の人に「教わっていないので教えてください」と頼もうにも、忙しくて教えてくれる暇などなさそうでした。
今後また同じような場面に遭遇したら、なんと言ったらよいのか。教えてもらっていなくても、自ら予習するしかないのか…。
これには回答者から、待ってましたとばかりの集中砲火が浴びせられています。
「あなたのような若者を見ると戦慄せずにはいられませんね」(siriaiさん)
「そんな切り返し、思いついたこともない…。あなた凄いですね!仕事に対して緊張感を持てばこんな疑問はわかないですよ」(3rakiraki8さん)
「上司から依頼を受けたら、発していい言葉はただ一つ。『了解しました』。これだけです。絶対服従が当然の世界です。会社は小学校ではありません」(sunsowlさん)
大切なのは無理やり頼める「精神力」
一方で、質問者さんに同情する人もいます。onigiri2011さんは、ミスの責任をすべて部下に押し付ける上司もいるので、仕事の受け方は慎重にすべきといいます。
「他の方には悪いですが、僕は社会人だからこそ、盲目的に何でもかんでも引き受けるべきではないと思ってます。個人的にも損だし、結果周囲にも損を与えます」
この考え方は、質問者さんに近そうですね。juuuuuunさんは、周囲が忙しそうだからといって頼むのをためらってはいけない、とアドバイスします。懇願してでも、無理やりにでも時間を取ってもらうべきというわけです。
「そういう経験をしていくと、今度は上手な頼み方と聞き方ができるようになります。逆に言えば、その程度の頼みごともできない弱い精神力だと、今後もっと難しい案件が来た時に、間違いなく対応できません」
上司に「教わっていないからできません」と言える精神力があれば、先輩に「教えてください」としつこく食い下がることもできるのではないでしょうか。