上がる給料、売れる日本車… インドネシアで盛り上がる「消費の勢い」

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希望に目を輝かせる人にモノを提供する仕事がある

   給料の増加傾向は、今もなお勢いを増しています。今まで手が届かなかったものが、どんどん手の届く所に近づいてきている実感があります。毎年毎年上がる給料が、その距離をどんどん縮めているわけです。

   今、ジャカルタの日系企業で働くということは、このように希望に目を輝かしている人たちや、そんな人たちのざわめきが渦巻く街に、モノやサービスを提供して彼らを喜ばせる仕事をするということです。

   この高揚感が消費活動にも繋がっていることは、小売店で強く感じます。外国人やセレブ向けの超高級ショッピングモール「グランド・インドネシア」には、大金持ちのマダムがお手伝いさんを何人も引き連れて、ブランドショップをはしごしています。

   高級ショッピングモール「プラザ・スナヤン」では、アウディの高級車が並んでおり、現地のインドネシア人で賑わう「プラザ・ブロックM」の1階にも、スズキやホンダ、トヨタの車が並んでいます。

   すでに「道の面積よりもクルマの面積の方が大きい」と言われ、ビジネスアワーの8割が渋滞中といわれるジャカルタに、これ以上車を増やしてどうするのかと私などは考えてしまうのですが、「欲しいものは欲しいんだ!」という現地の人たちの情熱は止めようがありません。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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