失敗したら「次やったら、うんと叱ってください!」
さらに大事なことは、甘えのお願いをした後に「相談してよかったです!」と明るく締めくくること。「すみません、お願いします」と低姿勢すぎたり、「申し訳ありません」とメソメソするよりいいという。
仕事で失敗したときも、ときには明るく振る舞った方がいい場合もあるようだ。「職場のシーン別甘え方実践編」では、「失敗バンカイ編」として、
「次やったら、うんと叱ってください!」
というハイレベルの甘え方が推奨されている。大事な取引先との打ち合わせで名刺を忘れてしまったときでも、苦い顔をしている上司に「快活な対応でヤル気をアピール」するのだという。
ポイントは「失敗の記憶を上司の脳裏に残さない」こと。なんかドラマの台詞みたいで、口にするのは恥ずかしい気もするが、自分としても気分を切り替えることができるのだから、ためらう必要はない。
これが「強いメンタル」というものなのか! 思い起こせば仕事で失敗して「すみません、すみません」とばかり繰り返すダメ社員だった…。昔の私に教えてあげたい。
でも、アンケートによれば「女子であれば誰が甘えても許されるわけではない」というところが気になる。そんなのは若いうちだけとか、好みの子以外は「単なるワガママ」だとか。甘え方がうますぎると、かえって計算高そうで怖くなるの!? 要求が細かすぎやしないか。甘え上手のさじ加減は難しい。(池田園子)