新しいコラボの裏に、有能な営業パーソンあり
そして相手の会社や担当者に対して、
「この業界は、今後どのように展開していくのだろうか」
「この会社は、どういうポジションを占めていくのか」
「この人は、そんな価値観で仕事に取り組んでいるのだろう」
といった関心を持つフリをして、聞き取りをするところから営業は始まります。
取っ掛かりとしては、「会社の業績」「会社のトピックス」「担当者の業務」あたりを確認することから始めるといいでしょう。それによって得た知識や情報が増えていけば、例えば、
「クラウド化をこう利用すれば、業界のビジネスチャンスがこう広がるはずだ」
といったアイデアが生まれ、取引の提案をすることができます。それがクライアントに受け入れられることが、すなわち受注につながるわけです。
ある会社で画期的な商品やサービスが生み出される裏には、クライアントの可能性について深く考え、新しいコラボレーションを生む営業が存在していることがあります。自社や自分に深い関心を持ってくれる営業パーソンとは、クライアントも自然と本音に満ちた対応をしてくれるでしょう。(高城幸司)