受付の天井にカボチャ!? パソナのオフィスに実りの秋がやってきた

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緑の空間でホッとできる「癒し効果」も

受付の天井に伸びるカボチャのつる
受付の天井に伸びるカボチャのつる

   パソナグループが農業分野の雇用創出に力を入れだしたのは、2003年から。ITバブルが弾け、失業率も高止まりしていた時期でもあり、代表の南部靖之氏が「人材サービス業として何か雇用の場を創出できないか」と、農業分野の事業を始めた。

   現在は、最長3年の契約社員として多角的に農業を学べる「パソナチャレンジファーム」を運営しているほか、農林漁業事業者向けの経営サポートを行う「農林漁業ビジネス経営塾」などもあるという。

   1階には気温や湿度、培養液などの環境条件をコントロールできる植物工場があるが、見学者があとをたたず、修学旅行先に選ばれることもある。

「野菜の栽培は、社員の健康づくりにもつながっています。平日は自炊する余裕がないという社員もいますので、会社にいるときはできるだけ野菜を摂って欲しい、という願いをこめています」(中村さん)

   社内に植物が伸びていることの「癒し効果」もある。仕事でちょっとストレスを感じたときに、ふとホッとできる緑の空間があれば、会社生活の中で優しい気持ちが生まれそうな気がした。(池田園子

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