アジア海外就職では「日本語力」と「日本式マナー」も売りになる

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何らかの形で2~3年は日本で働くことがオススメ

   私個人としては、上記3つの能力がある程度のレベルに達してから海外に行くことをおすすめしています。新卒でいきなり行くのではなく、何らかの形で2~3年は日本で働き、マナーやスキルを身につけてから海外にチャレンジすべきということです。

   また、現地語を身につけることは非常に重要ですので、渡航前でも現地で働きながらでも身に付けるべきだと思います。

   アジア海外就職は、欧米海外就職と比べると、入社のハードルは低いといえるでしょう。なにより労働ビザの取得が容易です。しかしそれは、いまのところ働く権利を得るためのハードルが低いだけで、入ってから楽であるというわけではありません。

   働き始めてからも、これから自分に何が必要かを常に考え、新しいスキルを身につけていくことが大切です。そして、新たなスキルを身につけることで、自分の取り得る選択肢の数が増え、自分がやりたい仕事に就くチャンスが増えるのです。

   これは海外で働く場合に限らず、日本で働く場合にも言えることですけどね。(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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