Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が載っていました。質問者のfacile_oさんは、ある中小企業に勤める男性会社員。会社支給の名刺が少なくなってきたので、追加発注をしようと思いました。
その際、入社後に取得したIT関連の資格を、新しい名刺に1行追加して欲しいと総務部に頼みました。すると担当から、思いがけない返事をもらったのだそうです。
「個人の資格は会社が取得を求めたのでない限り、あくまで個人的なもの。会社の名刺には記載できません」
「自然ににじみ出る人格」で信頼を得るべきなのか
質問者さんとしては、外部業者と商談する際に資格やスキルを示す記載があった方が、何かと仕事がやりやすいと思っていただけに、この対応にはビックリ。
「文字数が増えることで割増料金がかかるなら自己負担する」
と申し出ましたが、それでも拒絶されてしまいました。
他の人から見れば「たかが名刺」かもしれませんが、質問者さんにとっては自分のキャリアを示す大事なビジネスツール。仕事に関係する国家資格でもあり、これを認めない会社では今後スキルアップしようというモチベーションが湧きにくくなります。
「単に(担当者の)個人的な感情から、キャリアを否定したいだけのように思えてなりません」と腹を立てていますが、回答者からはこれを否定する回答が相次いでいます。
「会社負担で支給する名刺ですから、会社に方針に従うべきでしょう。…個人個人のカラーを出すことより、組織としての集団カラーをより重視しているのではないでしょうか」(odaigaharaさん)
「名刺でその資格を誇るよりも、自然ににじみ出る人格で相手の信頼を得ることにされてはいかがでしょうか」(yosifuji20さん)
「車の運転免許の記載はしませんよね? その仕事の業界で持ってて当たり前の資格だったら、それは自己アピールになりませんし、そんなのを主張する方がおかしいとなります」(e_16さん)