Q&AサイトのOKWaveに、こんな相談が載っていました。質問者のyingtao7さんが勤める会社は、始業時間が午前8時50分。しかし、その時間に出社を合わせると、あの大嫌いな通勤ラッシュに当たってしまいます。
そこで自主的に早出をして、朝の混雑を回避することにしています。午前6時半すぎにはオフィスに入り、自分の席で新聞を読んだり本を読んだり、睡眠をとったり。時には少し仕事をすることもあります。
タイムカードの書き換えも「偽造申告」と指摘され
そんなある日、会社の総務部門から、思いもよらない注意を受けてしまいました。
「会社に来るのが早すぎる。会社の設備の盗用になりかねない」
しかし質問者さんは、いまひとつ腑に落ちません。出社してから8時ころまでは、仕事をしていない限りパソコンをつけておらず、ネットも使っていません。自分の席の最小限の電気をつけ、夏と冬だけ必要個所のエアコンをつけていますが、これを「盗用」と言うのでしょうか?
また、朝は原則仕事をしないため、タイムカードの打刻時間を月末に6時半から8時半へ書き換えていますが、これも「偽造申告」に当たると指摘されました。しかし、本当に総務が言っていることは妥当なのでしょうか…。
回答者のblue5586pさんの会社でも、3年ほど前から「始業時刻の1時間前より早い時刻に出勤してはいけない」というルールが決まりました。理由は、セキュリティ上の問題。誰もいないオフィスでの情報漏えいなどを恐れているようです。
「決められた時間に出勤するように改めるべきです。私も通勤ラッシュを避けるために早めに出勤していますが、始業時間の1時間前より早く出勤した場合、駅のロータリーなどで待機して時間つぶしをしています」
しかし、セキュリティが大事なら、残業だって問題になるはず。それに、駅のロータリーで時間をつぶすのは、いかにも無駄な時間の使い方という気がします。会社のルール遵守は大切ですが、ちょっと切ないですね。
「満員電車で通勤しない」は諦めざるをえないのか
回答者のpupPeTeer119さんは、上司と相談して、どのように行動するのが妥当なのか、総務に掛け合ってもらうことを提案します。
総務としては、何を一番問題としているのか。エアコン費用の削減であれば、使わなければいいということになります。タイムカードの件は、質問者さんが退職するときに会社を告発するのではと疑っているおそれもあります。
「突然自己都合退職をした上で、会社の不正(賃金不払い残業)ということで告発する気があるのではないか、などと検討されているのかもしれません」
交渉の余地はあるかもしれませんが、とにかく自分勝手な判断でルール違反を続けるべきではないという意見が多数です。しかし、ルールを守ろうと思えば、通勤ラッシュを我慢するか、駅前のロータリーで時間を潰すことになります。
ジャーナリストの津田大介さんは、男が老け込まない方法として「満員電車で通勤しない」「スーツ・ネクタイを日常的に着ない」の2点を挙げています。結局、サラリーマンである限り、みんなと同じ時間に出勤するために、満員電車に揺られて早々と老け込むしかないのでしょうか…。