信用とは「有事に命を助けてくれる」もの
お金だけではありません。飲み会の代金を払わない、約束を破る、待ち合わせに遅刻をする、相手に悪い事をしたのにちゃんと謝罪しない――。こういったことでも「信用」というのは簡単に失われていきます。
話は変わりますが、戦時中のちに吉田茂の懐刀と呼ばれた白洲次郎に召集令状が出た時に、当時の東部軍参謀長であった辰巳栄一は、あの人は戦場で死なせていい人ではない、と直前で赤紙を差し押さえたというエピソードがあります。
信用とは、究極的には有事にどれだけの人があなたの命を助けてくれるのか、ということなのかもしれません。
どうか信用を大切にしてください。カードの延滞なんかで、信用を損なわないでください。信用はお金で損なわれることが多いのに、お金では買い戻せないのです。そのことを少しでも伝えることができたなら、私は本当に幸いに思うのです。(N本=えぬもと)