既卒者を「ホンキ」にさせる就活支援プログラム リクルートが無償で開催

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「同じ悩みを持つ人が集まる」ことに大きなメリット

   「ホンキの就職」とは、どんなプログラムなのか。大まかに言うと、少人数制のグループワークによって、現状の就職市場を把握し、一人ひとりが自分の強みを活かせる仕事を選び出す。そして、自信をもって応募行動に踏み出せるよう、面接の実戦練習までサポートしてくれるものだ。

   「自己分析」や「自己PR」「志望動機」などの準備をどうすればよいのか、自分の考えた案をチェックし、どこを改善すればよいのか指摘してくれる場があれば心強いだろう。うまく内定を獲得できた人によると、「一緒に就職活動を進める仲間が作れること」が参加の大きなメリットになるという。

「同じ悩みを持つ人たちが集まることで、『悩んでいるのは自分だけでない』ということが分かりますし、グループワークを中心としたプログラムを通して、お互いに刺激を与え合い、自信を持って応募に踏み出せるようになります」(リクルートCSR推進室・黒石健太郎さん)

   プログラムには、書類・面接対策を学びたい人向けの1日コース(1Day Seminar)と、就職の基本から始めたい人向けの4日コース(4Days Group Work)がある。開催に当たっては銀座のオフィスにセミナールームを設け、求人検索や書類作成などの活動準備ができるワークスペースも無償開放している。

   現在、15歳から34歳の120万人以上が、「失業者」であると言われる。2011年度の「ホンキの就職」参加者の92%が既卒者で、平均年齢は24.8歳だった。同じ境遇に置かれているのは自分だけではないことを知るためにも、一歩踏み出してみてはどうだろうか。

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